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「時計仕掛けのオレンジ」と「デビルズリジェクト」

ここ最近で、「マーダーライドショー2〜デビルズリジェクト〜」「時計仕掛けのオレンジ」「エスター」「ヘルボーイ」「ヘルボーイ2〜ゴールデンアーミー〜」の5作を見ました。意図せずして地獄や悪魔の話ばかりになってしまいましたが、どれも本当に面白い作品ばかりでした。

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↑これカッコイイ!

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感想とか書いていこうと思います。 

 

 

 

 

「時計仕掛けのオレンジ」

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今更ながら、古典的名作を初めて鑑賞。もっと分かりにくい作品かと思っていましたが、思ったよりわかりやすく楽しく視聴することが出来ました。

これを見て思ったのは、(映画に限らず音楽や美術においてもそうですが)古典とされている物を楽しむ際、それが本当に素晴らしい作品なのか?の判断を我々が真に必要としない、という前提が少なからずある、ということ。

すでにおびただしい数の批評の目に晒され、その価値が担保されているからこそ、我々はただその作品を享受できる。批評的に見るというより、ただ享受するという姿勢に近いかもわかりません。このことは決して良い事かどうかはわかりませんが、この作品に関してはこの前提のおかけでどっぷりと作品の世界に耽溺することができ、結果としてとても豊かな映画体験となりました。

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さて、「時計仕掛けのオレンジ」と言えば、独特の世界観とメッセージ性は世代を越えた映画ファンを魅了してきた一方、その過激な性描写や暴力表現により長くにわたり上映そのものが禁じられてきた、危険な映画でもあります。また、今まで嫌という程パロディやオマージュを捧げられた作品でもあり、見たことない人でもタイトルやポスターを知っていることも多いです。

そんな本作を見るにあたって、最初僕はかなり身構えていました。アート嗜好のシュールな話で全然訳わかんなかったらどうしよう…などといらない不安を抱えつつ、1人でポップコーンをかじりながら鑑賞しました。なんてことはない、杞憂だったぜ。最高に面白い映画でした。

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詩的で美しく時には悪趣味な絵面と、それをバチバチにカッコよく映すカメラワーク。ストーリー展開もとても面白く、引き込まれました。純粋に本当に面白い映画だと思います。

この映画は自由意志の映画として、後の作品に多大なる影響を与えています。例え残忍で凶暴な人間であろうと、自ら選択する力を奪ってしまって良いのか?また、選択する力を奪われた人間は、本当に生きていると言えるのか?こう問いかけることで、観客の倫理観が大いに揺さぶられます。

 

 

 

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「デビルズリジェクト」は、この問いかけに、明確な答えを提示した映画です。「悪魔のいけにえ」のモロな影響下にあるこの作品は、残忍で凶暴な殺人一家が主人公です。彼らは虫ケラの様に人を殺しながら、行く手を追う保安官からの逃避行を続けます。「悪魔のいけにえ」の殺人一家はどこか愛らしくすら見える魅力がありましたが、「デビルズリジェクト」では愛らしさの上に切なさすら感じました。

ロブ・ゾンビ監督は、彼らの悪魔的所業を究極の自由の行為として描くことで、観客に「自由とは何か?」と問いかけます。自由のために殺す。それが、「時計仕掛けのオレンジ」にも共通する自由意志というテーマに対する、ロブ・ゾンビの答えでした。ラストシーンで流れるLynyrdSkynyrdのFree Birdは、また新たな意味を持って我々に聞こえてきます。

ちなみにロブ・ゾンビ監督は、自身の楽曲Never Gonna StopのPVで時計仕掛けのオレンジにオマージュを捧げています。

Rob Zombie - Never Gonna Stop (The Red Red Kroovy) - YouTube

Rob Zombieカッコいい。あんなヒゲ生やしたいな。

「デビルズリジェクト」に関しては、「悪魔を憐れむ歌」(著:高橋ヨシキ)に詳細な解説が掲載されています。とても詳しく興味深い内容なので、是非参考にしてみて下さい。

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エスターとヘルボーイの感想も書こうとしたけど、疲れたので今度にします。最近文章を書いていなかったので、この記事を書くのにめちゃくちゃ手こずってしまいました。エスターはオーメンみたいな話かと思ったらもっと気持ち悪いオチでビビった。ヘルボーイは出てくるキャラクターがいちいちカッコよくてニクイ。でも1作目の新米捜査官は要らなかったね。あいつ何だったんだろ。

次は何を見ようかな。今日紹介した2作を、もっかい見直すのもいいかもしれない。

 

それでは。

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