ダラダラと活発たれ!!

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Radio gaga

ふとスイッチを入れたラジオからは、キンキの硝子の少年が流れだした。

僕はやりきれなくなって、ハードロックやロックンロールの名曲ばかり流しているラジオアプリを起動させた。

 

流れてきたのは、Quiet Riotがカバーしたバージョンの「Cum on feel the noize 」。

僕のよく知っているoasisバージョンとは感触の全く違う、パーティロックなアレンジのこの曲。元が誰の曲なのかは、忘れてしまった。

 

oasisのカバーした「Cum on feel the noize」には、気だるく、それでいて大胆不敵な爽快さがあった。彼らの初期の楽曲、特に「Rock 'n' Roll Star」や「Live Forever」、そして「Cigarettes and Alcohol」に共通するアティチュード。彼らは至ってシンプルなことしか歌わなかった。少なくともあのファーストアルバムでは。

 

oasisにしか出せない不思議な魅力。

どんなに魅了されても、僕らをはねつけるような、麻薬のようなその魅力。

オレ達はロックスターさ。誰がどう思おうと気にしないのさ。

 

それはまるで、音の海に溺れる僕に目もくれず飛んでいく飛行船のようだ。

誰の声も届かない海の底。

助けの船が来たが、僕に気付くわけもなく無残に太陽の光を遮った。

 

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気がつけば、ラジオからは違う名曲が流れていた。

PINK FLOYDのAnother Brick in The Wall。

 

子供たちが合唱するフレーズ。

 

「We don't need no education」

 

「僕らには教育なんて必要ない」

 

年始の空騒ぎをよそに響く不穏な音楽は、どこまでもシニカルな匂いを漂わせ消えていく。

その匂いをかき消すかのように、なんとかいう男闘呼組のヒット曲によく似たハードロックが続いた。

僕はまだどこかでoasisを恋しがっていた。

 

 

 

 

そこから三十分以上はたっただろうか。

The BeatlesHey Judeの最後の繰り返し部分に後ろ髪を引かれながらもイヤホンを外した。

Take a sad song and make it better.

心の「Help!」の叫びは誰も聞いちゃいないのだから

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