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ダラダラと活発たれ!!

メタルとか映画とか音楽とかいろいろ

ぬるま湯の中のメロコア

メロコア好きじゃない。

「嫌い」じゃなくて「好きじゃない」。

 

特にTOTALFAT、SHANK、HEY-SMITH、KenYokoyama、04 Limited Sazabysみたいな日本のメロコア

 

まあとにかく僕の話を聞いてくれ。

笑い飛ばしてもいいから。

 

 注:この下に書いてあることは個人的な意見と偏見に満ちた戯言です。てかこのブログに書いてあることみんなそうなんだけど、今回は特に。間違ってるな、とか、これちょっと違うな、とか思ったらコメントしてくださいお願いしますm(_ _)m

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(最近はハーコーモッシュwwウォールオブデスwwwもすっかりメロコアキッズのもんになったみたいな空気ですね)

 

まずさあ、メロコアって自分たちのこと頭おかしい激しい音楽ジャンルだと思ってねえ?

ライブとかでもめっちゃウォールオブデスやらハーコーモッシュやら要求してるけど、音楽としてはそこまでじゃないすかね!?

 

ちょっと聞きたいんですけど、

メロコア聞いてお父さんお母さん嫌な顔しますか!?」

って話ですよ。

 

事実クラシックオタクでロックはAC/DC、クイーン、ツェッペリンが好きな父は、Mステで横山健見て

「うっわ英語ヘタクソやな!!そもそも歌唱力もひどい!!」

Sex Pistolsとか当時は意味不明だったけど今聞くと普通のロックだもんな。今もパンクってこんな感じなんだなぁ…」

「この人歯矯正してるね。地上波だから入れ墨も隠してるんだ…それってパンクなのかな!?」

などと核心突きまくってました。(笑)。(最後のはともかくw)

 

メロコアって、そんな激しくないですよ、はっきり言って。

まあ激しいのがえらいわけでもないんだけどさ。

でも10-FEETとか横山健とか隙あらば

「オレ達みてーなイカれた音楽やってるヤツらはよぅ…」

みてーな語り口してねえか?

違和感凄い。

 

 

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俺思うんですけど、メロコアの根底にあるのは「ポップさ」なんですよ。

 

速いビート

ロディックなボーカルとコーラス

パワーコードのギターバッキングと、ちょいちょい挿入されるリードフレーズ

 

これらは、ポップなものをポップなままに、あくまで無難に激しくプレイするツールにすぎない。

 

もともとはハードコア由来の速さ、絶叫、異常なまでの単純さと熱量とハチャメチャさが含まれていたかもしれないが

上記のバンドはその要素はほぼ見られない(あってもお遊び程度)。

誤解を恐れずに言うと彼らは高速ポップスにしか聞こえない

 

メッセージ性がパンクだったりするかもしれないが、あんま上手くない英語で歌ってっから何言ってっかわかんない。

目の前にいる日本人が理解できない言葉で歌ってるのにメッセージ性もクソもねーよ!!

 

しかも、演奏テクニックはそこまで重視されないが、かといってめちゃくちゃ単純ってわけでもない。要は、「手が届きやすく、それなりに体裁は整えておいた親しみやすさも十分な」演奏。

 

自論として、頭おかしい音楽、狂った音楽に重要なのは、「歪さ」だと思う。

それはハードコアパンクの異常な単純さ然り、デスメタルの徹底した「激しさ」然り。またデスボイス(世間一般でいう)という歌唱は歪さの象徴とも言える。

その点では、メロコアは彼らの自負する程「歪さ」を感じないように思う。

 

 

手の届く範囲で、そこそこ激しい音楽扱いされて、しかもポップでキャッチーで楽しい!!

 

万歳メロコア!!

vivaメロコア!!

 

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もうこんくらいにしとかないと怒られそうです。

PIZZA OF DEATHの怖い人が僕をさらいに来る気がします。

和彫りのタトゥーはやっぱ見るとビビる。

 

別にね、メロコア嫌いじゃないんです。

かっこいい、自分でもできそう!!って思うし、それは全然悪い事じゃない。

ロックって、誰でもできちゃうってとこに大きな魅力があるわけだし。

僕みたいな音楽的才能のない人間の目には特に親しみやすく、かっこよく映る。

 

ただ、彼らにはその「手の届きやすさ」しかない。(人たちが多い)

だからこそ、多くのメロコアバンドからは人畜無害で手堅く無難な薄っぺらさしか感じない。

決して彼らは頭おかしくなんかないのに安易に狂気を得ようとする姿勢からも、下品で薄っぺらい精神を感じ取ってしまうのは僕だけだろうか。

 

いくらライブでモッシュやダイブを煽っても、だからといって頭おかしい狂った音楽とはならない。

誤解を恐れずに言うとクラブミュージックにノッて踊るパリピと大差ないのだ。それが悪い、というわけではないが。

 

ぬるま湯の中に使っているような、インスタントな「過激な」音楽。

キッズにとっちゃメロコアはもはや暴れるためのBGMにすぎない。

本質的なものではない快楽のためだけのツールをこう呼ぶ。

 

ポルノ、と。

 

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何より、横山健は功罪共に大きいとおもう。

Hi-standardの影響力は言わずもがな、BBQ chickensやらなんやらでいろいろやってたみたいだが、議論に値するかはともかくそれについては省略させてもらう。

彼本人は、とても知的で責任感のある人物だし、深く考え抜いた上で現在のスタンスで音楽をプレイしているミュージシャンだ。

 

だからこそあえて言わせて欲しい。

彼はせめてソロデビューした時、日本語で歌うべきだった。

原発も政治批判も、どんなメッセージも稚拙な発音ではフィルタリングされた状態でしか伝わらない。

Mステでのパフォーマンスを見てロックに目覚めた少年は多かったかもしれないが、まだまだあれじゃぬるいと思う。

 

PIZZA OF DEATH主催のサタニックカーニバルという大層な名前を冠したフェスも、全くもってサタニックでも、邪悪で過激ですらもないようなバンドが大半を占めていた。

そこで彼はこう叫んだ。

「そこら辺のJ-POPのフェスとはちげーんだよ!!」

イベンターの力を借りないなど、このフェスがパンク精神に根ざしたものであることを踏まえた発言ではあるものの、どうしても引っかかるものがある。サタニックカーニバル出演バンドの多くは、自らの異常性を全面に押し出すにはあまりにも手堅く、安易すぎるのではないか?

難癖ばかりで申し訳ないが、現在のラウドシーンにただよう「馴れ合い」感には大いに疑問を抱かざるをえない。

 

 

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最後に、スカパラとのコラボで健さんが日本語で歌っているのを聞いて思った。

彼は日本語で歌うべきだ。

彼は素晴らしい歌手ではないが、その歌声は何かを伝えようとしている男の声だ。サタニックカーニバルで叫んだあのセリフには、こんな気持ちがあったのかもしれない。

 

「オレには伝えなきゃいけないことがある」

  

 

物言う孤高のパンクスよ。

申し訳ないけど、あんたの言いたいことはまだ届いちゃいないぜ。

 

ケケケ

 

(終わり)

この文章がなんらかの形で彼の耳に届けば、ほんのちょっとだけ、嬉しい(笑)